Java

エラー画面などに表示されるTomcatのバージョンを隠す

はじめに

404や500等のエラー画面のフッタに表示されてしまうTomcatのバージョン情報。
そのままにしておくと問題のあるバージョンを使い続けていることもすぐにバレてしまいます。
理想は常に最新版を使うことですが、運用面・テスト面で限界もあるので、バージョンを隠す対応はしておいたほうがよいでしょう。

手順

catalina.jarを解凍し、バージョン情報が記載されているファイルを編集します。

$ cd $TOMCAT_HOME
$ jar xf catalina.jar org/apache/catalina/util/ServerInfo.properties
$ vi org/apache/catalina/util/ServerInfo.properties

バージョン情報等を空に変更します。

org/apache/catalina/util/ServerInfo.properties

#server.info=Apache Tomcat/8.0.32
server.info=
#server.number=8.0.32.0
server.number=
#server.built=Feb 2 2016 19:34:53 UTC
server.built=

編集したファイルを元に戻します。

$ jar uf catalina.jar org/apache/catalina/util/ServerInfo.properties
$ rm -fr org

動作確認

設定変更後にTomcatを再起動してください。
バージョンの表示がなくなっていることを確認できます。

- Error report.png

環境

  • 開発
    • Windows 10 Pro
    • JDK 1.8.0_74
    • NetBeans IDE 8.1
  • 動作検証
    • CentOS Linux release 7.2
    • JDK 1.8.0_74

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